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太陽光発電所の電線の許容電流計算と事故寸前事例

2020/12/16 16:07:19 | メンテナンス | コメント:0件

こんにちは!二日連続でブログ更新
前にTwitterで触れた太陽光発電所、電線の変色ですが、細かい事を電線メーカーに電話で確認して色々、教えて頂いたのでここで計算方法を書きたいと思います。まずはTwitterを見ていない方もいますので、
問題の写真を
IMG_0028.jpg
IMG_0029.jpg
上の2枚を見ても、正常の色が分からないと思うので
下記が本来の電線の色です!
den2.jpg
den1.jpg
上記が本来の電線の色です。※発電所は違いますので、参考程度に
1枚目の電線が黄色から黒く変色しているのは分かりますでしょうか?
本来なら3枚目、4枚目の写真の黄色が正常です。
1枚の電線ですがKIV5.5SQで結線しています。このKIV5.5SQ、許容電流(流して良い電流)は49Aです。
下記が電線メーカーWEB上で上げています、許容電流の表になります
TAIYO.jpg
この現場にはオムロン製パワーコンディショナーKP55M-J4が設置されています!
このパワーコンディショナーの最大電流は27.5Aになります※添付仕様書記載
ここだけ見ますと問題はないととれますが・・・・・
上の表の赤枠をみますと
電流減少係数と記載があります、この表には周辺温度と電線数の記載がありますので
KIV5.5SQの49A×0.82(周辺温度)×0.49(電線数)で19.68Aの計算がでます
※温度は分電盤内の一般想定温度で、夏場は50度以上の可能性があり
許容電流はもっと下がります
この電線では夏場20Aが耐えれない電線になります。
20Aが耐えれない電線に、太陽光発電は工場等と違って、日中は
休みなく電流を流す事で熱を持ち、電線が焦げた事がわかります・・・
過積載の案件ほど、最大電流を流す時間は長いです
電線をもう一個上の8SQの太さで結線すれば、防げた可能性はありますが
パワーコンディショナーの施工説明書をみても8SQ以上を推奨していますので・・・
冬場は周辺温度が下がる為、耐えれる可能性はありますが、夏を
繰り返している内に電線が熱でただれて・・・・結線してある所で・・・・
ショートして火災につながる可能性があります・・・・・
メインブレーカーが安全ブレーカーの為、ショートで必ず切断とは言えない為
より火災の可能性が高まります
この電線の変色は分電盤を空けなければ分からない為、早期発見は難しいと思いますが
この記事を読んだ方は、お暇な時に自分の発電所の電線を見て頂くと良いと思います
分からない方は私宛に写真を送って頂いても大丈夫です。
普通の電気工事店なら8SQ以上で結線するので問題はないと思いますが
この現場は少し不運かもしれません・・・
参考程度に

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